2016年10月に放送され大きな話題を呼んだある番組があります。それは、NHK Eテレ「香川照之の昆虫すごいぜ!」。俳優・香川照之さんが知られざる昆虫のすごさを教えてくれた番組です。香川照之さんの昆虫マニアっぷり、昆虫愛をたっぷりと詰め込んだ番組で、ふだんわたしたちが知る香川照之さんと大きなギャップがあったので、大変大きな反響を呼びました。

そして明日5月5日、NHK Eテレ「香川照之の昆虫すごいぜ!」第2弾が放送されるということで、世間がざわついています。

今回のテーマは「モンシロチョウ」。魅力や生態を熱く語ります。序盤から香川さんの昆虫愛が爆発するらしいです!

もう一つの見どころは、香川照之さんの衣装。自ら監修したこだわりのカマキリ(メス)の着ぐるみに身を包むとのこと。この「監修」についてもスゴイ力の入れよう。「やるならリアルなカマキリになりたい!」と。触覚や脚の位置などにこだわり抜いた一着です。こちらにも注目しましょう。

さて今回は、香川照之さんがここまでこだわったカマキリ、これに焦点をあてて調べてみました。

知っているようで知らないカマキリの世界へGO!

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かまきりを見直そう

逆三角形の顔、常にこちらを睨んでいるかのような複眼。本記事の冒頭に写真を使いましたが、ちょっと怖い、近寄りがたい印象のカマキリ。鋭いトゲの並んだ鎌状の前脚が特徴ですよね。前脚を折りたたんだ状態で待ち伏せし、小型の昆虫や小動物を捕え、その顎でかじって捕食するハンターです。

ひぃーー。と背筋の凍る場面ですが、前脚を折りたたんだ姿を海外では「祈り」をささげているようだと言われるのだそうです。

カマキリの英語名は「Mantis」。これはギリシャ語のMantidaeに由来するもので、占い師、預言者、僧侶という意味を持ちます。

上で書いた、両腕をあわせ折りたたむ姿勢とあわせて、下半身をすっぽりと覆う長い翅が、長いローブを羽織り祈りを捧げる僧侶のように見える事から「Praying Mantis」(祈る僧侶、預言者)とも呼ばれるんだそうです。

イスラム教徒の人々は「カマキリはいつもメッカの方向を向いて祈っている」と考えていたり、ヨーロッパ南部では古くから「迷子の子供にはカマキリが家の方向を指し示してくれる」という言い伝えがあったりと神聖な生き物と考えられています。また、アフリカでは、カーングという創造主がカマキリの姿をしているのだそうです。

あまりなじみはないですが、日本でも「祈り虫」や「拝み虫」という呼び方もされるのだそうですよ。

カマキリを怖がって、ネガティブなイメージをもつわたしたちは少し変わっているのかもしれません。

カマキリの特徴 エサは生きてないと!

わたしは、この目でカマキリが顔に飛んでくるところをみましたので、カマキリは飛ぶのが当たり前とおもっていましたが、大型種のメスは飛べないのだそうです。また種類によっては、羽が完全に退化してないものもいるそうです。

あの顔に飛んできたカマキリはオスだったのでしょう(あーイマイマしい!!)。

また、カマキリは、生粋のハンターであり、動いている獲物しか狙わないという性質を持っています。このため、家では生きた餌を与えないとならず、飼育は難しいと言われています。

ここで、少し視点を変えましょう。

中国拳法に、カマキリの別名蟷螂の名前がついた拳法があります。これはカマキリの動きが取り入れられた拳法ですが、カマキリの前脚の動きや、捕食する前にゆらゆらと身体を揺らすところなどが取り入れられています。

このゆらゆらさせる動きは、獲物との距離を測るため、風に揺れる植物に擬態して獲物をだますために行っていると言われています。



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香川照之さんこだわりの触覚の位置は?役割は?

カマキリの触覚は、どこについているのでしょう。あたまの頂上あたりでしょうか。それとも、ドラゴンボールのピッコロのような額に位置するところでしょうか。

では写真を確認していきます。下の写真は頭部を拡大したものです。こう見ると意外と愛くるしい目をしていますね。しかも祈りのポーズです。


 

写真を見てわかりましたね。どうやら触覚は目と目の間に生えています。

頭部を正三角形に見立てると、この近いの重心から左右に均等に離れた位置とでもいいましょうか。実にバランスのいい位置に生えています。

果たして香川照之さんの着ぐるみの触覚がこの位置にあるのか?番組の見どころです。

さてこの触覚、ご存知の通りとても優れたセンサーで、いろいろなものを感じる装置になっています。役目は大きく分けて「においを感じる」ことと「振動を感じる」ことの2つがあります。上で書きましたように、カマキリは動いている餌を食べます。つまり視力を頼りに獲物を確認していますが、同時に触角で臭いも感知しているのです。

また、カマキリの触覚には、ある特徴があります。オスとメスで顕著な違いがあるというものです。なんだかご存知でしょうか?

答えは、 オスの触覚はメスに比べて圧倒的に長い、という特徴。

微妙な差ではなくはっきりとした差があるのだそうです。

香川さんのカマキリはメスということですので、きっと短いはず!長さにも注目ですね。

補足ですが、この触覚、ちぎれてしまっても、極端に短くなっていなければまた再生してくるのだそうです。

まとめ

今回は、5月5日、NHK Eテレ「香川照之の昆虫すごいぜ!」第2弾放送に先駆けて、香川照之さんこだわりのカマキリについて、特に触覚に注目して調査をしてみました。カマキリは昔神聖視されていた意外な事実などもわかりましたね。

今回の内容が、放送で全面に押し出されてくるはずの「香川照之さんの昆虫熱」に負けないための予習になれば幸いです。

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