青森県三沢市にある航空自衛隊三沢基地の第3航空団に所属する2等空尉 谷尚弓容疑者が、住居侵入、強制強姦の容疑で逮捕されるというニュースが入りました。

青森県内の30代女性宅に忍び込み、女性帰宅後に金品を強要。さらに女性の手足を縛った上で乱暴したとして、青森県警に逮捕されました。

北朝鮮とアメリカの関係が今までになく緊張し、日本も他人事と構えているわけにはいかない今日、日本を防衛する任を担う自衛官の不祥事、なんとも悲しくなります。

今回の記事で、「金品を強要した」という点に引っ掛かり、生活に窮するようなことがあり犯行に及んだのか?との疑問がわき、2等空尉という階級や年収を調べてみることにしました。

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航空自衛隊の階級のしくみ、2等空尉とはどんな階級

自衛官の階級は次の2つに大きく分けられます。
  • 幹部自衛官
部隊を指揮する立場にあり、卓越したリーダーシップが求められる。自衛隊をめぐる内外の変化に柔軟に対応しうる優れた能力が必要。
  • 曹士
曹は、小部隊のリーダー、専門分野に精通した技能を必要とされる。この下の階級が士。曹は士を直接指導し、幹部を補佐する部隊の基幹要員。任務の多様化、装備の高度化に伴ってより高い専門性が要求されている。

曹士の階級

階級を下からみていくと、ます士には3つの階級があります。航空自衛隊でいうと、2等空士、1等空士、空士長です。

この上が曹ですね。曹は4階級に分かれており、3等空曹、2等空曹、1等空曹、空曹長となります。

幹部と曹士の間に1つ准尉という階級があります。航空自衛隊では準空尉と呼ばれます。

幹部の階級

さあ、どんどんいきましょう。

次からが幹部と呼ばれる階級です。幹部は将官、佐官、尉官に分かれます。将官が最も上の階級です。

尉官、佐官とも各々1等から3等まで3階級あり、尉官であれば3等空尉、2等空尉、1等空尉という順序で階級が定められています。名前の付き方は佐官も同様で3等から1等まであります。

さて、ここまででかなりの階級があることがわかりますね。問題の2等空尉、下から数えると、10番目の階級であるということがわかります。

きっと多くの部下を抱える立場であったのではないかと想像されます。

部隊の根幹をなす幹部自衛官がなぜ、今回のような犯行におよぶことになったのでしょうか。

階級の話に戻ります。佐官のトップ1佐の上には、空将補、空将、航空幕僚長という3階級があり、この航空幕僚長が航空自衛隊のトップとなります。

なお、今回の事件でコメントをした三沢基地司令は、空将補の階級でした。

 

2等空尉の年収はどんなレベル?

金銭の強要。お金に困るようなことがあったのでしょうか。
それでは、年収を調べてみた結果です。自衛隊の給料 | 階級と仕事内容で調べる方法を参考にさせてもらいました。

尉官クラスの月給は、3等で23~44万円、2等で25~45万円、1等で27~46万円なのだそうです。2等空尉の容疑者の給料は25万円~45万円。さらに様々な手当がつくとのことで、この手当には次のようなものがあります。
  • ボーナス(期末・勤勉手当)
  • 扶養手当
  • 地域手当
  • 災害派遣手当
  • 乗組員手当・航海手当
  • 航空機手当
  • 引越手当
報道内容によると、三沢基地の業務群管理隊に所属し、航空機整備部品の運搬車両の管理などを担当していたとのことですから、下の4つの手当を除く手当があったのではないかと考えられます。

日本の平均年収は420万円(平成27年)と言われていますが、2等空尉の平均額35万円をベースに年収を計算すると、35×12+35×4=560万円となります。このとき、年間のボーナスは月収の4か月分としてその他の手当はないと考えています。

平均年収は十分に上回る給料をとっていたと考えられ、カネに困っての犯行ではないように思われます。

 

ちなみに、前述の空将補の月給は52万~91万ワンダフルです。

 

 

まとめ

今回は、自衛隊の階級、2等空尉の年収について調査してみました。谷尚弓容疑者の給料はおそらく日本人の平均を超えるものです。

今回、金銭を強要したという報道があっていますが、カネに困ってということではないのかもしれません。

今後のさらなる調査が待たれます