耳をすませば 月島雫が惹かれた聖司

スタジオジブリの名作(とわたしは思っています)耳をすませば。1/27の金曜ロードショーにて放送でした。

とても魅力的なヒロイン月島雫が惹かれた男の子、それが天沢聖司です。彼が志す職業は、なんとバイオリン職人なのです。

バイオリン職人とは、いったいどのような職業なのでしょうか。またどのようにして一人前になっていくのでしょうか。今回はこの点を調べていきたいと思います。

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名作中の名作 ストラディバリウス

ストラディバリウス。みなさんも一度は聞かれたことがあるのではないでしょうか。芸能人の格付けを行う番組で、Gacktさんが聞き分けるあの名作バイオリンです。

このストラディバリウス、アントニオ・ストラディバリというイタリア人バイオリン職人によって作られたバイオリンです。彼は、1644年に生まれ1737年に亡くなっています。日本は江戸時代ですね。約300年前に活躍した人です。

ストラディバリ、ヴァイオリンだけではなく、ヴィオラやチェロ、マンドリン、ギターなど約1100~1300挺の楽器を製作したといわれています。ものすごい数ですね。

1667年から1679年まで、ニコロ・アマティの工房で弟子として楽器の製作技術を学んだ後、1680年、クレモナのサン・ドメニコ広場(Piazza San Domenico)に工房を構え、楽器製作者としての名声を得ました。今でも、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、マンドリン、ギターを含む約600挺が現存しているそうです。テレビで見るあのヴァイオリンはその中の1挺なのですね。

ストラディバリの独創性は師匠のアマティの様式に改良を加えたことで発揮されたと言われており、ばらつきのあった木の厚みをより厳密に制御し、ヘッドスクロールの概念を確立したことにあると言われます。弦の張りを調節するあたりのカタツムリのようなところですね。

また音色を締めるためのニスは従来よりも色濃くしたとのことです。ストラディバリが制作したバイオリン、最後の時期にできたものは、ヴァイオボディ長を従来主流であった352mmを約3mm拡大し355mm前後になっているそうです。これは後にロングモデル、ロングストラドなどと呼ばれています。

現代に多数の名作を残したストラディバリでさえも、前述のように、12年物修行を積んでいます。

21世紀の現代、ヴァイオリン職人になるには?

調べてみますと、例えば国立音楽院。こここには2年制で男女10人を募集するバイオリン制作課があります。ドイツ国家資格マイスターの資格を取得し、ドイツ国内の工房で工房長を務め後進の指導にも携わった山田聖氏はじめ国際的に活躍する指導講師陣の指導を仰ぎ、腕が磨ける環境のようです。

ここで学んだ後、職人としてヴァイオリン工房、楽器店に就職する学生がおられる他、独立して工房を構える方、海外留学する方がおられるようです。こういった学校を出て技を身に付けるという道があります。10名の募集…狭き門のようです。