(出典:http://www.niid.go.jp/niid/images/ent/photo/longicornis/longicornis07.jpg)
8月13日。

恐ろしい記事がYahooニュースに掲載されて

いました。

 

それは、

 

猫に噛まれてマダニ感染症になり、

死に至った事例が確認された

というものです。

 

重症熱性血小板減少症候群

聞きなれない症名ですが、

SFTSと略されるもので、

主にマダニに噛まれてうつると

されてきた感染症です。

 

今回の症例は、マダニに噛まれた

わけではないのですが、助けた

野良猫に噛まれてSFTSを発症して

死に至ったというものでした。

 

さらに、記事によれば、今年に入って

ペットの発症例も猫、犬1例ずつ確認

されているとのこと。

 

猫や犬を飼っているお宅も多いと思いますが、

人間が噛まれないだけでなく、

ペットもマダニに噛まれないように

注意をしてあげなければなりません。

 

恐ろしいことに、日本でのSFTSの致死率

は実に21%だといいます。

 

これは感染に気を付けるとともに、

マダニや動物に噛まれた場合の症状や

対処法を正しく知っておく必要が

ありますね。

 

ということで、今回は殺人ダニ

「マダニ」が媒介するウイルス感染症

「重症熱性血小板減少症候群」略称SFTS

について勉強してみましょう。

 

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「殺人ダニ」マダニとは?どうやって避ける?

マダニは、8本の脚を持った節足動物で、

昆虫ではありません。

 

クモやサソリに近い生き物です。

 

ハーラー器官と呼ばれる感覚器

を持っていて、これを使って、哺乳類から

発せられる二酸化炭素のにおいや、体温、

体臭、振動を検知します。

 

そしてこれに反応し、

生息する草の上などから

生物に飛び降り、吸血行為を行います。

 

この吸血行為は、

蚊などのものと異なっており、

針を刺すのではなく、

ハサミのような口で噛み、皮膚を切り裂き、

ギザギザした歯を差し入れて

皮下にできる血液プールから血を吸うもの。

 

吸血行為を描写すると、

蚊でも怖いですが、マダニは一層グロテスク

ですね。

 

マダニは、SFTSウイルスを媒介することがあり、

重症熱性血小板減少症候群を引き起こす可能性

を持っているとともに、この他にも
  • 日本紅斑熱
  • Q熱
  • ライム病
  • 回帰熱
  • ダニ媒介性脳炎
といった感染症を引き起こす可能性も

持っています。

 

一般に家の中に住む

ダニ(イエダニやヒゼンダニ)とは異なり、

硬い外皮に覆われているのが特徴です。

 

その大きさは、吸血前で3~4mm。

 

イエダニなどが0.2~0.4mmなので

これ対してかなりの大きさであることが

わかりますね。

 

しっかりと目で確認できる大きさです。

               (出典:wikipediaLife wth pet )

 

このように、恐ろしい感染症を

媒介するマダニ。

 

生息する場所を知っておいて、

これを避けるに越したことは

なさそうです。

 

マダニは

ドライブやキャンプなどで訪れる

郊外の山や森の草むらや、

広い公園や河川敷の草むらなどに

潜んでおり、

 

上で説明したハーラー器官を使って、生物を

検知して飛び移ってきます。

 

したがって、
  • 出来るだけ草むらに入らない。
  • 立ち入る際には長袖長ズボンを着用する。
  • 虫よけスプレーを使用する。
  • 帰宅後すぐ着替えて入浴する
などが、マダニに噛まれるリスクを最小化する

ことにつながります。

マダニに噛まれた時の症状は?

こんなにも恐ろしいマダニですが、

噛まれた時の症状は意外にも

痛みを感じません。

 

蚊にさされて何も感じないのと

似ていて、

ダニの唾液に麻酔成分があり

痛みを感じません。

 

したがって、気が付いた時には

ダニが食いついていて、

小さなカサブタのように見えます。

 

しばらくは何も症状はないことが

多いようですが、

もし、

SFTSウイルスに感染していたならば、

6日から2週間の潜伏期間を経て、
  • 発熱
  • 消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)
  • 頭痛
  • 筋肉痛
  • 意識障害、失語などの神経症状
  • リンパ節腫脹
  • 出血症状(皮下出血や下血)
といった症状がみられます。

 

この場合、治療は対処的な方法しかなく、

有効な薬剤やワクチンがないのが現状です。

               (出典:国立感染症研究所など)

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噛まれた時の処置や対処法とは?

マダニに噛まれた場合、上で説明したように、

マダニは歯を体内に突き刺しており、

さらに、

セメントのような物質を体内に流し込んでいて

これが半日程度で固まってしまいます。

 

これ以降は、1,2週間人の体から離れません。

 

しかし、ここで無理に引き抜こうとしては

いけませんよ。

 

ダニの体内の消化管内容が逆流し、

人の体内に入り、

これが原因で感染リスク

が上昇する場合があるためです。

 

また、体内にマダニの頭部が残る場合も

あります。

 

したがって、

マダニに噛まれた場合には、

あせらず、すぐに医療機関を受診し、

切開して除去してもらって下さい。

 

なお、この時受診するのは皮膚科です!

 

マダニに噛まれたからといって

必ず感染症がおきるということは

ありません。

 

ウイルスや細菌を持ったマダニに

噛まれてしまった場合に

発症する可能性があるというものです。

 

ですので慌てず、速やかに医療機関へ

向かって下さいね。

まとめ

殺人ダニとして、警鐘がならされている

マダニ。

 

調べてみると恐ろしい感染症を媒介する

生物だということがわかりました。

 

大きさは、3~4mmでしたね。

目に見える大きさで、イエダニなどの

微細なものとは異なります。

 

ダニに噛まれるのを避け、

感染症の感染を避けるのに、

最も有効なのは、

 

不必要に草むらに近づかないこと、

 

草むらに入る場合でも、

長袖長ズボンを着用するなど、

防護を忘れないこと

 

でした。

 

また、万が一マダニに噛まれてしまった

と気が付いた場合には、自分で対処せず、

速やかに医療機関へ行くことが重要でしたね。

 

この時受診するのは皮膚科です。

 

慌てず、速やかに対応すること、

これが極めて重要です。

 

マダニによる被害の予防方法と

噛まれてしまった時の正しい対処法を

頭に入れ、賢く対処していきましょう。