5月4日、ショッキングなニュースが流れました。

富山県小矢部市の市立小学校で、男子児童に担任の50代の女性教諭が給食のおかずを無理やり食べさせ、嘔吐させたというものです。

小矢部市教育委員会の野沢敏夫教育長は「行きすぎた指導で、児童につらい思いをさせ、申し訳ない」謝罪したとのこと。

今回は、小矢部市の学校給食に対する取り組みをしらべ、なぜ女性教諭がこのような行為に出たのか、推察してみます。

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男子生徒が嘔吐、その後は床掃除まで

ニュースの概要は、このようなものでした。

今年1月30日、当時4年生の男子児童が嫌いなおかずを食べなかったため、女性教諭がおかずを口に押し込みました。

そのため、男子児童は嘔吐してしまいました。

その後、女性教諭は、汚れた床も男子児童に掃除させたといいます。

この件は、児童の保護者から抗議があり、2月に女性教諭は担任から外れています。

問題となったおかずは何か?

問題の起きた1月30日、男子児童は嫌いなおかずを残したとのことですが、当日のメニューはなんだったのでしょうか。

小矢部市のホームページ(以下リンクを参照ください)にメニュー表が残っていました。



早速当日のメニューをみてみます。
  • ごはん
  • 豆腐ハンバーグのあんかけ
  • 青菜と切り干し大根のひたし
  • ジャガイモの味噌汁
  • みかん
当日のメニューは、豆腐が使われているとは言え、人気の高いハンバーグ。ジャガイモの味噌汁は定番のメニューです。このことから問題のおかずは青菜と切り干し大根のひたしではなかったのか、と想像されます。

小矢部市の給食への取り組み

前の週の1月23日から27日までは学校給食週間に設定されていました。

この学校給食週間は、昭和25年から設定されているものです。

教育効果を促進すという目的のもと、文部科学省によって、1月24日から1月30日までの1週間が全国学校給食週間に定められています。

学校給食には、子供たちに食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身に付けさせる、という大事な側面があります。

小谷部市は、食べ物に感謝したり、食生活を見つめなおすとして、今年の給食週間には、「学ぼう!世界遺産、食べよう!その土地の味 パート2」と題した取り組みを展開。

東京、長崎、青森・秋田、富山、三重の食事をとりあげ、これらの地域を代表するメニューをもとにした献立が出されていました。

児童は、日本国内の幅広い食生活を通じて、その多様性や、食の大事さへの理解を深めたことでしょう。
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今回の事故はなぜ起きたのか?

今回ニュースとなった女性教諭は、50代とのこと。2月に担任を外れたとあり、それまで担任を受け持っていたと考えられます。

したがって、十分な経験を積んだベテラン教諭だったと考えられ、短絡的な行動をとるとは考えにくいですよね。

なぜ、このような暴力に近い問題を起こしてしまったのでしょうか。

 

今回調べた献立をもとに推察してみます。

問題の起きた前の1週間は前述の学校給食週間でした。

おそらく単に食事をとるのではなく、この取り組みについての説明やメニューに対する説明がなされ、食の大事さなどを皆で考えた1週間だったのではないかと思います。

食に対する理解が深まったと感じた直後、児童がおかずを残すという状況に直面した、というのが女性教諭が面した状況だったのではないでしょうか。

あれだけ勉強したのになぜ?という思いが強まり、怒りが芽生えてしまったのではないでしょうか。

その怒りによって、つい行き過ぎた行動にでてしまった。

今回、女性教諭にはこのようなことが起きたのではないかと推察します。

女性教諭がどのような方だったのか、男子児童にどの程度の偏食があったのか、こういった点は残念ながら情報がありませんでした。

そのため上記は、あくまで献立から考えらる推察であるということをご理解いただければ幸いです。

まとめ

今回は、富山県小矢部市の市立小学校でおきた給食にまつわる問題と取り上げました。

先日記事にした給食に関する事故でも、地域の給食に対する取り組みがわかったのですが、国内各所、知恵を絞った食育がなされています。

ニュースになるのは極々少数の問題。

各地での取り組みや、取り組みの成果をもっとニュースに取り上げてもいいのではないかと感じてしまいました。
 
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