今では必ずしもそうないですが、昔は花火が上がると、「た~まや~」「か~ぎや~」と声がかかるものだったようです。

あなたも、直に耳にしたという訳ではないかもしれませんが、このことはご存知ですよね。

今回は、この掛け声の「鍵屋」さんの現在を記事にします。

というのも、先日、日本柔道界で最も伝統・権威があるとされる全日本選手権で史上初めて女性が審判を務めるというニュースを目にしたから。

男性ではないといけない、女性はだめだというような、古い価値観が柔道界でも変わってきているということなのでしょうね。

 

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今あなた、「柔道」と「鍵屋」に何の関係があるのよ。と思ったでしょ?

心配しないでください。大ありなのです!

 

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花火の老舗「鍵屋」は健在。十五代目の女性当主が絶賛切り盛り中

1659年の創業から現在まで脈々と続く「鍵屋」。現在は株式会社宗家花火鍵屋という会社となっています。

現在の当主は十五代目天野安喜子さん。

小さなころから先代の父にあこがれ、花火師をめざしていたのだそうです。鍵屋には女人禁制の教えがあり、祖母からは「女性は不浄の者だから火の神が宿る花火の現場に入ってはいけない」とも言われたのだそうです。しかし花火師になるという幼いころからの夢をあきらめず、大学卒業後から本格的に花火の修行を積み、2000年から宗家を継がれています

そんな天野安喜子さんが学生時代に打ち込んでいたのは柔道。小学校2年生から始められたそうです。

得意技は背負い投げ。その腕前は早くから全国クラスで、中学校3年生のときから全日本のメンバーに選ばれています。また、1986 年に開かれた福岡国際女子柔道選手権大会では銅メダルを獲得した凄腕です。

2001 年には国際柔道連盟審判員資格取得し、 2008 年には北京オリンピック柔道競技審判員を務められ、現在ではこの分野でもご活躍中で、冒頭のニュース記事につながります。

なんと、今回の全日本選手権審判を務めるその人こそ、この十五代目 天野安喜子さんなのです

伝統が厳しいであろう世界の女人禁制を2つも打ち破った天野安喜子さん。ただものではなさそうです。

また、当主を継がれた時期と審判員資格の時期が極めて近いですし、2008年のオリンピックの翌年2009年には、博士の学位もとられています。いろいろなことを同時進行させて成功させる才能と熱意をお持ちの方なのでしょう。

花火師の仕事は春先から忙しくなるのだそうですが、約10年前の今頃は寝る時間も惜しんで努力されていたのだろうと思います

 

十五代目が柔道を始めたきっかけ

天野安喜子さんが柔道を始めたきっかけが、本記事のタイトルに関係します。

先代の父 天野 修さんは、地域の青少年育成のために柔道場を開いており、ここに入門したことが天野安喜子の柔道人生の始まりです。

なお、このお父さんも七段と凄腕。現在でも全日本柔道少年団の常任理事などの要職をお勤めです。

 

ここで、株式会社宗家花火鍵屋のホームページを確認してみます。

 

天野安喜子さんが柔道人生を始めた「天野道場」がコンテンツとしてしっかりと含まれています。「鍵屋」さんの一つの事業ということだと考えられます。

そしてもう一つホームページで注目すべきは、「富道整骨院」。こちらも天野道場同様に一つの事業としてまとめられています。

本業の花火、そして柔道場と整骨院多角的に事業を展開する企業それが今の「鍵屋」さんの姿です

企業のホームページで、これほど振れ幅の大きな事業展開を行っているいるものを見たことがなかったわたしは、なんだか感激してしまいました。

どうやら、天野 修さんは、本業の方でも花火の演出だけではなく、音楽やアナウンスを含めた総合演出もスタートされた方とのことで、多才かつ行動力のある方なのだろうと推察します。

 

まとめ

世界的に見れば、100年続く会社も少ない中、「鍵屋」さんは創業から優に300年を超えます

代々の当主が工夫を重ね事業を継続されてきたのでしょう。そして現代、天野 修さんの活躍で現在の「鍵屋」さんはの多角経営企業へ発展していました。

さらに現当主の天野安喜子は柔道審判員として活躍されており、「鍵屋」さんの幅をさらに広げておられます。

 

おまけ

冒頭紹介した全日本選手権は4月29日に日本武道館で開催されます。

優勝候補として目されている選手は、昨年チャンピオンの王子谷剛選手を筆頭に、上川大樹選手、七戸龍選手、原沢久喜選手、西潟健太選手。

いったい誰が優勝するのか、注目を集めそうです

そして忘れてはいけません。天野安喜子さんの歴史的な一歩にも注目しましょう。